(2016年12月20日更新)
『メディプラお仕事さがし』に掲載されている求人案件の多くは、未経験から始められる病院でのお仕事です。その中でもパートの募集が圧倒的に多くなっています。
そこで、パートで働きたいとお考えの皆様に、パートで働く上でぜひとも知っておいていただきたい耳より情報として、「パート就業者増加の背景」について連載でお届けしたいと思います。
皆様、2007年4月に、「パートタイム労働法」が改正されたことをご存知でしょうか。
その当時、パートですでにご就業された方にとっては、朗報として耳にした方もいらっしゃるものと思います。
この改定の一番の目玉は、何と言っても「均衡処遇」。
そもそもパートの定義とは、皆様ご存じの通り、「1週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者の1週間の所定労働時間に比べて短い労働者」とされています。
仮に正社員と同じ業務をしていたとしても、時間が短いという理由だけで、待遇や処遇が悪いというのはおかしいのでは?という点で改善措置として出されたのが、このパートタイム労働法の改定による格差是正です。
その後の2015年4月からはさらにこのパートタイム労働法の内容が強化され、正社員との差別的取り扱いの禁止事項が盛りこまれたほか、適用範囲も期間を定めた有期労働者にまで拡大されました。
※画像クリックで拡大
(引用:<PDF>厚生労働省「パートタイム労働法のあらまし」より)
教育訓練についても、職務内容が正社員と同じ場合には同一の教育訓練を受けさせる義務が生じますので、パートだからといって、必要な教育訓練を受けられないケースは違法です。さらに福利厚生も同様の扱いとなります。(以下参照)
※画像クリックで拡大
(引用:<PDF>厚生労働省「パートタイム労働法の概要」より)
≫ トップページ:パート就業者増加の背景@『パートタイム労働法の改正』
≫ パート就業者増加の背景A『労働契約法の改正』
≫ パート就業者増加の背景B『景気回復』
≫ パート就業者増加の背景C『労働人口の減少・超高齢社会』
※パートタイム労働法の改正情報元:厚生労働省(パートタイム労働法の改正)より